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高校2年生が、2010年9月13日~18日までエコをテーマに、環境問題への取り組みが盛んな国の1つであるオーストラリアに研修旅行に行きました。事前学習から帰国後の事後学習まで、環境問題に焦点をあてて学びました。

この研修旅行に先立ち、6月3日7時限目ホームルームの授業で、株式会社JTB西日本の企業内研修担当者を招き、環境問題とカーボンオフセットについて学習しました。
カーボンオフセットとは?
CO2等の温室効果ガスの排出については、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力に取り組みます。しかし、どうしても温室効果ガスを削減できない場合には、社会で行われている他の温室効果ガスの削減活動に金銭投資することなどにより、自分が排出する温室効果ガスと相殺するという考え方です。
この話を聞いて生徒たちは、環境保護に取り組もうと、研修旅行において大阪からオーストラリアまでの飛行中に排出する300tのCO2を削減するために、何か自分たちにできることはないかと考えました。
そこで、「できることから始めよう!1人1日1kgCO2削減運動」を展開し、校外学習やホームルームで「マイ箸」を作り利用したり、教室の冷房温度を1℃高く設定したり、ペットボトルのキャップを回収するなど身近なエコに取り組みました。
また、保護者の皆さまにも協力いただいて1人100円で、自然エネルギー配給会社であるエナジーグリーン株式会社から、太陽光・風力・バイオマスなどによりCO2を排出しないで発電されるクリーンな電力を購入し、旅行中に排出するCO2(カーボン)の一部を相殺(オフセット)できる「100円エコ」を開始。全国の高校で初めて、この研修旅行の一環で「100円エコ」にも取り組みました。

研修先の1つであったモートン島は、島の98%が国立公園として保護されており、野生のイルカやウミガメなどの海洋生物が多く生息。環境意識の高い島で、島内の電気、水道などはすべて自給自足しています。
生徒たちは、エコスタディーツアーなどを通し、「目の前に生えている草木が、
昔は食用であったり、薬草として使われていたことに驚きました」と話してくれました。このような体験から、自然との共生の大切さを肌で感じたようです。
また、オーストラリアでは、水は貴重なものなのでシャワーの時間が厳しく制限されていたことに、生徒たちは「目安は1人5分と言われて、無理と思ったけど、やればできるものだと思いました」との感想も。日本では何気なく、シャワーを使っていますが、この経験を通して、水の大切さを改めて実感したようです。

研修旅行時のかばんには、一般のプラスチックと比較してCO2排出量を削減できるグリーンプラ(生分解性プラスチック)を使用した“土に還る”ネームタッグを使用しました。
※グリーンプラの原料は植物由来。使用中は従来のプラスチックに近い性能であり、
廃棄後は土中や水中のバクテリアによって水と炭酸ガスに分解され消滅する資源循環型
プラスチックです。


今回「できることから始めよう!1人1日1kg CO2削減運動」と「100円エコ」を実施したことにより、約2.4tのCO2を削減することができました。少量しか削減できませんでしたが、研修旅行後、2年生の生徒たちだけの取り組みであったCO2削減運動を、「学校全体の取り組みにしよう」と生徒から積極的な声が上がるなど環境保護の意識が根付いたようです。
また、「100円エコ」を実施したことにより、エナジーグリーン株式会社からグリーン電力証をいただきました。
今後も環境問題について、研修旅行だけでなく日ごろの学校生活から意識して取り組んでいきます。


| グリーン電力相当量 | 今回の研修旅行で1人100円分購入して発電できたエネルギー量 今回の発電量4,000kwh <温暖化対策基本法では1kwh=555gの二酸化炭素(CO2)に相当> 4,000kwhとは・・・ 標準の家庭(家族4人)の年間使用量に相当 ペットボトルキャップだと 281,600個分(キャップ400個3,150gで計算) |
| 発電種別 | バイオマス発電 バイオマスとは、「動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源(石油などの化石燃料を除く)」のことです。主に木材、海草、生ごみ、紙、動物の死骸・ふん尿、プランクトンなどを指します。化石燃料と違い、バイオマスは太陽エネルギーを使って水と二酸化炭素から生物が生成するものなので、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴です。バイオマスの種類は主に「廃棄物や未利用のもの」、「資源作物」に大別されます。 |